中高一貫校生の自宅学習のサポートに家庭教師がおすすめな理由

中学校から高等学校までエスカレーター式で進学できる中高一貫校。中学受験をへているだけに生徒の学力レベルは高く、授業の進度も速いことから「学習」に関して充実した環境です。

しかし、それだけに周りのレベル、授業の進度についていけない生徒も……。そこで今回は、中高一貫校生によくある勉強の悩みと、自宅学習に家庭教師がおすすめな理由をご紹介します。

中高一貫校生によくある勉強の悩み

高校受験がないため高校までの勉強を前倒しできたり、学力レベルの高い生徒が集まるためクラスの意識が高かったり、と中高一貫校は「学習」に関して環境が整っているのが魅力です。

その反面、中には中高一貫校の環境に馴染めない、勉強に悩みを抱える生徒もいます。

授業の進度が早くついていけない

学校は生徒の学力に合わせてカリキュラムを組みます。そのため中学受験を勝ち抜いた、学力レベルの平均が高い生徒の集まる中高一貫校では授業の進度は速く、難易度も高くなりがちです。

授業のレベルが高い、というのは中高一貫校ならではの魅力でしょう。しかし、レベルが高すぎるために授業についていけなかったり、ノートを取るのでさえままならない生徒もいます。

その日の授業が分からないがために、次の日も、またその次の日も授業についていけなくなる……という悪循環に陥ってしまう。最悪のケースではそのまま転校してしまうこともあり得ます。

自分自身での予習・復習が難しい

中高一貫校は授業のレベルが高いだけあり、使用される教科書やプリントは一般の中学校や高等学校よりも難易度が高いです。一般の進度より数単元先を進めていることも珍しくありません。

学力レベルの高い生徒からすれば、難易度の高い教材は理解を深めるのに、学習意欲を高めるのにいいのでしょう。しかし、難易度が高すぎると教科書の解説が理解できない生徒も出てきます。

授業の進度が速い中高一貫校は予習・復習がとても重要です。それだけに教科書が理解できない、プリントが解けない……というのでは予習・復習が難しく、授業についていけなくなります。

中学受験で気持ちが尽きてしまう

生徒が意欲や目的を持ち、自らの意思で中学受験に向けて勉強してきたのならいいのですが、中には保護者や周りの勧めで何となく、むしろいやいやながら勉強してきた生徒もいるでしょう。

そうなると合格に満足して、入学してから勉強に身が入らない……となりかねません。中高一貫校のような勉強にシビアな環境では、少しでも気持ちが切れるとあっという間に置いていかれます。

「小学校時代を勉強漬けで過ごしたのだから、少しくらい遊びたい……」という気持ちも分かりますが、授業についていけずに周りの生徒に置いていかれる学校生活は想像以上に辛いものです。

中高一貫校生には家庭教師がおすすめ

中高一貫校の授業についていくには、生徒自身で予習・復習をしておくことが欠かせません。だからと、生徒だけで分からないところを復習して、次の予習をしてというのは大変でしょう。

そこで自宅学習のサポートとして、ぜひおすすめしたいのが「家庭教師」です。

完全個別授業で分かるまで教えてもらえる

授業の進度が速くなりがちな中高一貫校では、生徒一人ひとりの理解度は把握しづらくなります。そのため分からないまま放置されやすく、授業についていけいない生徒が出やすいのです。

家庭教師は生徒と先生が1対1の「完全個別授業」なので、生徒のペースに合わせた授業を受けられます。理解している単元はさらっと、苦手な単元にじっくりと時間をかけられるわけです。

分からない箇所だけでも復習できていれば、中高一貫校の授業にもついていけるでしょう。

学校別の進度に合わせた授業を受けられる

中高一貫校はカリキュラムの独自性が高く、各校で授業の進度はまちまちです。学校によっては同じ学年でも学力ごとにクラスのレベルを分けて、授業の内容を変えているところもあります。

そのため複数の生徒、学校が関わる学習塾では、中高一貫校の授業に対応できないことも多いです。対して、家庭教師は完全個別指導なので、他の生徒や学校の学習進度には左右されません。

家庭教師であればどこの中高一貫校であれ、学校の学習進度に合わせた授業を受けられます。

教科書をもとに定期テスト対策がしやすい

中学校から高等学校までエスカレーター式に進学できるのが中高一貫校の魅力です。しかし、それだけに進級や進学にはシビアなもので、とくに定期テストの結果は評価に大きく影響します。

定期テストは教科書の内容をもとに出題されるため、対策には教科書の見直しが欠かせません。その点、家庭教師は独自の参考書がないことも多く、普段から教科書で教えることに慣れています。

家庭教師の授業を教科書で受けておけば、それだけでも定期テストの対策になるわけです。

同じ学校の生徒と顔を合わせなくてもいい

中高一貫校には同じ受験をへて入学しますが、生徒の学力や学習意欲の高さは同じではありません。そのため周りの学力や意欲についていけず、負い目を感じてしまう生徒もいるのです。

家庭教師は自宅学習なので他の生徒の目が気になることはなく、勉強にだけ集中できます。それこそ中学受験後で気持ちが切れた生徒でも、家庭教師であれば無理なく勉強を続けられるでしょう。

学習のしやすい環境の維持、サポート力の高さは1対1の家庭教師ならではです。

まとめ

今回、「中高一貫校生の自宅学習」をテーマに、家庭教師をおすすめしてきました。

中高一貫校は高いレベルでの授業が魅力な反面、その授業についていくのは大変です。家庭教師であれば「完全個別指導」で各校の授業の進捗、生徒の理解度に合わせた授業を受けられます。

日々の勉強に悩みを抱えているのなら、家庭教師は最良のサポーターとなってくれるでしょう。

ただし、家庭教師にも得手不得手、生徒との相性もあります。家庭教師を頼むときにはまず何人かの体験授業を受けてみて、説明が分かりやすい、相性のいい先生を選ぶのがいいです。