家庭教師は変更・交代できる?よくある疑問を解決!

家庭教師と一括りにしていますが、教師の質にはどうしても差があります。そのため、教師の得意・不得意や、子どもとの相性などの理由で家庭教師の変更を考えることは珍しくありません。

しかし、教師の交代を希望する、というのは心理的なハードルを感じてしまう方が多くいるようで、中には不満を抱えたままズルズルと家庭教師を変更できずにいるケースもよくあるようです。

そこで、家庭教師の変更を希望している方の不安や疑問を解消すべく、ここでは家庭教師の交代を考えるときによくある理由や、変更を希望するときにありがちな疑問とその回答をご紹介します。

家庭教師の交代を考えるときの理由

家庭教師の変更を考える、そして派遣会社や教師に交代を希望する、というのは珍しいことではありません。では、具体的に世間ではどのような理由で家庭教師の交代が考えられるのでしょうか。

子どもとの「相性」が合わない

もっともよくある理由としては「相性」が挙げられます。

家庭教師は教師と子どもが自宅の、それも多くは子どもの自室で1対1で勉強に向き合います。それだけ子どもとの距離感が近くなるため、相性が悪いと子どものモチベーションが下がるのです。

どれほど実力のある教師でも、相性によっては成績が落ちてしまうこともありえます。

子どもと「同性」の教師がいい

「相性」と似ている理由で、子どもと「同性」かどうかも考えられます。

先述したように、家庭教師は子どもと2人きりの空間で授業を行います。そのため、子どもによっては教師が異性だと過度に意識してしまい、授業に集中できないことがよくあるわけです。

あるリサーチでは男子の62.8%、女子の78.0%が「同性がいい」と答えています。

参考:オリコンニュース『教師は、同性と異性のどちらがいい?』

子どもの「成績」が伸びていない

「相性」と並びよくある理由としては、「成績」の伸びかたもあります。

家庭教師に子どもを任せる1番の理由は「学習のサポート」でしょう。当然、そこには成績を伸ばしたいという願いがあるわけで、保護者はそのために決して安くない授業料を支払っています。

実力が低い、質問しても答えられない教師にかけるお金も、時間もないというわけです。

教師との「日程」が合わない

意外と多いのが、「日程」が合わないという理由です。

家庭教師には専業の方もいれば、本業のかたわら副業として休日だけやっている方、バイトでやっている大学生、家事の合間のお小遣い稼ぎにやっている主婦(夫)など様々な教師がいます。

そのため、教師によっては日程に制限があり、子どもの予定と合わないことがあるのです。

教師の「素行」があまりよくない

これらの他には、教師の「素行」も理由としてよく挙げられます。

例えば、口調が悪い、礼節がなっていないなどは論ずるまでもなく、頻繁に遅刻してくる、授業に必要な資料等をよく忘れる、授業中に雑談ばかりしてくるなども含まれるでしょう。

これでは勉強に集中できないばかりか、子どもに悪影響がありそうで危険です。

家庭教師の変更でよくある疑問と回答

いざ家庭教師の変更を申し込むとなるとどこに言えばいいのかや、料金がどうなるのかなど疑問が尽きないと思います。そこで、家庭教師の変更でよくある疑問とその回答をまとめてみました。

教師の交代はしてもらえる?

契約内容にもよりますが、基本的に教師の変更はできます。

ただし、個人で営業されているところではそもそも交代できる教師がいませんし、派遣会社であっても教師の数には限りがあるので必ずしも希望通りに変更できるとは限りません。

教師の交代は何度でも無料?

こちらも契約内容しだいですが、無料で変更できるところはあります。

「交代は何度でも無料!」と謳っているところもあれば、1回目は無料で2回目以降は紹介料が発生するところ、1回目から紹介料のかかるところもあるので、契約前に確認しておきましょう。

交代の希望はどこに言えばいい?

家庭教師の派遣会社を利用している場合には、家庭教師遣会社の窓口に相談するのがおすすめです。

「家庭教師 交代」と検索してみると分かりますが、変更されたことで悩みを抱える教師は一定数います。根にもつ教師もいるかもしれないだけに、できれば直接は言わないほうがいいです。

交代の理由は正直に伝えるべき?

派遣会社の窓口に相談できるのなら、正直に伝えるべきでしょう。

派遣会社は契約時のアンケート結果をもとに教師を選定しています。本当は相性や素行が悪いのに、当たり障りのない理由を伝えてしまうと、また同じような教師が派遣されるかもしれません。

家庭教師の「乗り換え」もひとつの手

家庭教師派遣会社が多くの教師を抱えているならいいのですが、もしそうではなくてあまり選べないのであれば、別の個人や派遣会社に「乗り換え」るのもひとつの手です。

「家庭教師 派遣」や「家庭教師 (地域名)」で検索してみると、全国展開している派遣会社から、地域密着型の会社、個人で営業されているところなど様々な家庭教師がヒットします。

つまり、同じ家庭教師に固執しなくても、探せばいくらでも選択肢はあるわけです。

また、派遣会社によっては入会金などがお得になる「乗り換えキャンペーン」を開催しているところもあります。もし、周囲にそういった派遣会社があるのならチャンスかもしれません。

まとめ

今回、「家庭教師の変更」をテーマに、よくある理由や疑問をまとめてみました。

どのような理由であれ「変更したい」と感じているのなら、その教師との信頼関係はすでに崩れています。そのままズルズルと続けていてもいいことはないので交代を希望すべきでしょう。

少なくないお金を支払っているのですから、気兼ねなく希望を伝えればいいのです。

ただし、誰しも良い面と悪い面があります。あまり何度も教師を変更していると、最終的に本当にいい教師を逃すことにもなりかねないので、悪い面にばかり目を向けるのは要注意です。