高校受験の準備は志望校選びから!保護者の役割とは?
中学生の大半は高校受験が初めての受験です。
そのため、受験に向けて何から始めればいいか分からないことも多いでしょう。
そこで今回は、高校受験で準備することや、保護者の役割をご紹介します。
高校受験に向けて準備すべきこと
高校受験の準備、と聞くとすべきことがたくさんあるように感じるかもしれませんが、大まかには3つしかありません。
具体的に高校受験に向けて、まず準備すべきことを見ていきましょう。
志望校を決める
まず、高校受験の準備でもっとも重要なのが、志望校を決めることです。
志望校が決まらないことには受験に向けて情報収集ができませんし、どれくらいの学力(勉強)が必要なのかも判断できません。
志望校の受験情報を集める
次に、志望校に関する受験情報を集めましょう。
とくに私立であれば高校ごとに問題内容がまったく異なるので、毎年の出題傾向とその対策を調べておきます。
ただ、高校受験に向けた情報収集は、家庭内だけでは難しいことも多いので、必要に応じて学習塾や家庭教師を活用するのがおすすめです。
志望校に準じた学力を身につける
最後に、志望校のレベルに応じた学力を身につけるための勉強に励みます。
なお、今の自分の苦手な箇所を把握するためにも、高校受験の勉強を始める前には過去の入試問題を一度解いておくといいです。
志望校を選ぶときの比較ポイント
先述の通り、高校受験の準備ではまず「志望校を決める」ことがとても大切です。
しかし、何を基準に決めればいいのか分からないと思いますので、志望校を選ぶときのポイントをまとめました。
「公立」か「私立」か
高校には「公立(行政が運営している)」と「私立(学校法人が運営している)」があり、学費はどうしても私立が高くなります。
ただ、その分だけ私立は設備が充実していたり、特色ある取り組みをしていたりするので、学費だけで判断するのではなく、教育環境も含めて総合的に比較しましょう。
偏差値がどの程度なのか
高校受験の準備で「志望校を決める」ことがもっとも重要なのは、合格ラインに必要な学力を判断するためです。
一般的には自分の学力と同じくらいか、少し高めの偏差値の高校から選びます。
ただ、偏差値が低いからといって環境まで悪いわけではないので、偏差値だけで判断してしまうのは要注意です。
進学実績はどうなのか
大学受験まで視野に入れているのなら、進学実績も確認しておきます。
というのも、実績のある高校は大学受験に向けて授業内容を充実させていたり、夏季・冬季講習や進路相談などのサポートがしっかりしているものです。
なお、高校の進学実績はホームページやパンフレットなどから確認できます。
高校受験は勉強時間の確保が重要
志望校が決まれば、あとは高校受験に向けて勉強するわけですが、学校に、部活に、と中学生は意外と時間がありません。
それだけに、勉強時間をいかに確保するのかが合格のカギとなります。
短時間でいかに勉強するのか
「勉強=長時間」のイメージがありますが、実は、人の集中力は「90分程度」しか保てません。
つまり、勉強を無理に長時間しても効率的ではないのです。
重要なのは「身になる勉強」を積み重ねていくことなので、1回の勉強内容は集中力が十分に持続できる「90分程度」に収まるよう計画します。
通学など隙間時間を活用するのか
「90分程度」の時間の確保さえ難しい場合には、「隙間時間」の活用もひとつの手です。
電車やバスでの通学や、授業の合間、夕食を食べる前の10分、20分の隙間時間を活用できれば、単語を10個覚えたり、問題を1問、2問解いたりできます。
毎日繰り返せば十分な勉強時間になるはずです。
高校受験で保護者ができること
高校受験の主役はあくまでも子どもではありますが、無事に合格するためには保護者によるサポートが欠かせません。
では、高校受験を控えた子どものために、保護者は何ができるのでしょうか。
志望校など進路を一緒に考える
保護者の多くは、1度は受験を経験しています。
なので、経験者として子どもと一緒に志望校などを考えてあげましょう。
ただし、上から目線で「こうするべき!」というのはNGです。
抜けている部分を補うくらいのイメージで、最終的には子ども自身が選択できるようサポートしてあげてください。
勉強の悩みや不安に寄り添う
高校受験を控えた子どもは様々な悩みを抱え、精神的に不安定になりやすいです。
保護者としてそれら子どもの悩みを聞いてあげてください。
「ここがダメだ!」と叱りたくなることもあると思いますが、あくまで聞き役に徹して、子どもの悩みに寄り添いながら一緒に解決策を考えてあげましょう。
集中しやすい学習環境を整える
高校受験では、限られた時間でいかに効率よく勉強するのかが重要となるため、保護者として集中できる学習環境を整えてあげてください。
例えば、テレビや洗濯機などの生活音はできるだけ控えたり、これまで兄弟・姉妹と同じ部屋で生活していたのであれば、別に部屋を用意してあげたりするなどです。
まとめ
今回は「高校受験」をテーマに、高校受験の準備や心構え、保護者ができることをまとめました。
中学生の多くは高校受験が初めての受験です。
そのため、何から始めればいいのか分からなかったり、いざ勉強を始めると様々な悩みがあると思います。
保護者としてぜひサポートしてあげてください。
ただ、保護者もまた子どもの受験は初めての方が多いでしょう。
何をどうサポートすればいいのか悩むのであれば、学習塾や家庭教師のような「受験のプロ」にサポートをお任せするのもおすすめです。
とくに家庭教師であれば先生が自宅まで来てくれるので、部活で忙しい子どもでも十分に時間を確保できます。
さらに、1対1の完全個別授業で、子どもに合わせたカリキュラムが立てやすいのも魅力です。