大学受験の準備と心得!保護者ができるサポートとは?

大学受験は中学受験や高校受験よりもさらに難易度が高くなります。

それだけに、受験までには入念な準備が必要です。

そこで今回は、大学受験で準備することや、保護者の役割をご紹介します。

大学受験に向けて準備すべきこと

大学受験で志望大学に合格するためには、受験までにいかに計画的に、そして効率的に対策を進められるかがカギとなります。

では、具体的に大学受験に向けて準備すべきことを見ていきましょう。

志望大学を決める

まず、志望大学や学部を決めます。

大学や学部によって受験科目や配点などは異なるので、ここが決まらないことには対策のしようがありません。

ただし、大学は「専門的な分野」を学ぶための機関なので、偏差値や受験内容だけで決めずに、子どもが何を勉強したいのかを尊重してあげてください。

全国模試を受ける

次に志望大学や学部が決まったら、勉強を始める前に全国模試を受けてみましょう。

模試を受けることで周りと比較した自分の位置、苦手な科目や範囲が見えてきて、何から勉強すればいいのかの判断基準になります。

なお、模試は受験まで定期的に受けておくと勉強の進み具合が判断できて、よりいいですよ。

学習計画を立てる

最後に、苦手な科目や範囲が見えたら、受験に向けて学習計画を立てていきます。

計画は受験日から逆算して、6ヶ月ごと、3ヶ月ごと、1ヶ月ごとにクリアすべき範囲を決めてみるといいでしょう。

ここで大切なのは、休日も十分に確保しておき、無理なく確実に消化できるペースにしておくことです。

大学受験で効率的に勉強する方法

大学受験に向けて学習計画を立てたら、いよいよ勉強することになります。

高校生は学校に、部活に、そして青春に、と意外と時間がないものなので、いかに効率的に勉強できるかが重要です。

隙間時間に勉強するクセをつける

限られた時間のなかで効率的に勉強するのなら、「隙間時間」の活用は欠かせません。

高校生になると電車やバスで通学している子どもは多いので、そうした通学の時間はちょうどいい隙間時間です。

1回10分、20分でも積み重ねれば、1年後には大きな差となるのでぜひ習慣づけてください。

最初は主要科目の基礎固めだけする

大学受験は中学受験や高校受験よりも内容が専門的で難しくなります。

だからこそ、難しい問題を無理なく解けるようになるために、基礎的な知識が重要です。

いきなり応用問題に取り組むのではなく、最初は単語や文法、公式や定理など「主要科目の基礎固め」だけに専念することをおすすめします。

苦手な科目・問題を優先してつぶす

全国模試を受験しても分かりますが、主要科目の基礎固めをしていると苦手な科目や範囲がより細かく見えてきます。

大学受験は時間が限られているので、解ける問題にかける時間はありません。

基礎固めができたら、次は苦手な科目や範囲を優先して、得意になるまで徹底的につぶしていきましょう。

無理は絶対ダメ!適度に休息を取る

大学受験は時間がない、と言われ続けていると無理したくなるのも分かります。

しかし、人が集中できるのは「90分程度」です。

長時間勉強しても効率は上がらないばかりか、無理しすぎると体調を壊してしまいます。

90分勉強したら10分休息を取る、というように適度にリフレッシュしてください。

大学受験で保護者ができること

高校生にもなると「自ら考え、計画する力」が備わっているので、保護者が勉強自体に介入する必要はあまりありません。

しかし、大学受験に向けて保護者ができるサポートはいろいろとあります。

集中できる学習環境を整える

子どもがどれほど勉強に意欲的でも、周りが騒々しいと集中できません。

例えば、テレビや掃除機、洗濯機などの生活音をできるだけ出さないようにしたり、兄弟・姉妹と部屋が同じなのであれば別に勉強できる部屋を用意してあげたりするなど。

保護者として集中できる学習環境を整えてあげてください。

受験にかかる費用を準備する

勉強は子どもに任せるとして、受験にかかる費用の準備は保護者の役目です。

大学受験を受験するだけでも受験料がかかりますし、合格すれば入学金もかかります。

受験対策で学習塾や家庭教師を利用すれば、それらの授業料もかかるわけです。

意外な出費が増えるので多めに用意しておきましょう。

子どもの健康管理をサポートする

どれほど子どもに意欲があっても、頻繁に体調を崩していたのでは勉強に集中できないですし、まして受験日に風邪でもひけば実力を発揮できません。

受験を乗り切るのに「健康管理」は必須なので、子どもが無理しないよう目を光らせつつ、食事や衛生対策など万全のサポートをしてあげてください。

子どもを信じて最後まで見守る

高校受験を控えた子どもというのは、何かとストレスを抱え込みます。

平気な顔をしていても内心は不安でいっぱい、という子どもが大半でしょう。

そのため、家庭では甘えた態度を取ることもあると思いますが、あまりきつく叱ることはせず、子どもを信じて、最後まで見守ってあげてほしいです。

まとめ

今回は「大学受験」をテーマに、大学受験の準備や心構え、保護者ができることをまとめました。

大学受験は中学受験や高校受験よりも勉強の難易度が上がり、さらに子どもが「自ら考え、行動する」ことが求められる場面が増えるため、子どもにかかる負担はより大きなものとなります。

だからこそ、側にいてサポートしてくれる保護者の存在は、子どもにとってありがたいものです。

しかし、志望大学の情報を集めて、的確な学習計画を立てて、と子どもや保護者だけでは大変なこともあります。

そういう時は、学習塾や家庭教師のような「受験のプロ」を活用してみてください。

とくに家庭教師は完全個別授業なので、子どもに合わせたカリキュラムを組むことができます。

また、志望大学に合格実績のある先生であれば、独自の情報を持っていることもある、頼れる存在です。