家では勉強に集中しづらい?その原因と集中するコツ
「家で勉強したいけど、どうしても集中できない…」と悩みを抱える受験生は多くいます。
夕食前や就寝前、起床後、そして休日の1日、と家での空き時間を有効活用できれば勉強が捗ることは間違いないだけに、できることなら家でも集中して、効率よく勉強したいところでしょう。
ここでは受験生のために、家で勉強に集中できない理由と、集中するコツをご紹介します。
家では勉強に集中できない原因
何事も原因を知らないと対処しようがないので、まずは家で勉強できない原因を考えてみます。
誘惑が多い
テレビにマンガ、ゲーム、そして何よりもスマホ。
「少しだけならいいよね」といじっているうちに1、2時間経過していた。
よくある話でしょう。家はこれら誘惑が目につきやすい環境なのです。
緊張感がない
当たり前ですが、家はそもそも「生活の場」です。
とくに自室は自分だけのリラックスできる空間。
先生はもちろん、親の目さえ届きにくいので家の、それも自室では緊張感を保ちづらいわけです。
本気じゃない
「このままだと志望校に合格できない!」と危機感を抱ければ、自然と真剣に勉強できるものです。
裏を返せば、「家だと集中できない……」と悩みのある受験生はまだ本気ではないのでしょう。
家での勉強ならではのメリット
家は集中しづらい環境とのことですが、だからと勉強にまったく不向きなわけではありません。
他の学生と差をつけられる
受験勉強は半年から1年、ときにはそれ以上の時間をかける長期戦です。
1日2時間でも、毎日勉強を続ければ年間730時間。
積み重なれば、家で勉強できない他の学生たちと大きく差をつけられます。
音が発生する勉強がしやすい
図書館や学習塾の自習室では英語の発音練習をしたり、リスニングの音源を流したりはしづらいものです。
その点、家であれば周りを気にすることなく、音が発生する勉強も好きなだけできます。
自由に時間を設定しやすい
学校や図書館、学習塾などで勉強する場合、どうしてもその施設の開・閉館時間内しか利用できません。
一方で、家なら深夜2時まで、早朝4時からと自分に都合の良いリズムで勉強できるのです。
家でも勉強に集中できるコツ!
家で勉強するときの課題や魅力が見えたところで、いよいよ集中するコツをご紹介しましょう。
生活リズムを自分型に整える
まずすべきなのは、生活リズムを自分型に整えること。
人の身体はリズムが整うことで健康に、集中して過ごせるためです。
朝型でも、夜型でもいいので、就寝・起床時間は一定にしてみてください。
ただ、受験当日は早起きしないといけないので、できれば朝型にしておくことをおすすめします。
勉強する時間・場所を決める
生活リズムを整えるのと同時に、勉強する時間と場所も一定にしましょう。
習慣化させることで「この時間(場所)では集中するもの!」と身体が自然と勉強モードに切り替わるようになります。
すぐに終わる問題から始める
家での勉強に苦手意識のある受験生は、まずはすぐに終わる問題から取り組むのがおすすめです。
低いハードルで勉強に慣れておくことで、しだいに難しい課題のときも集中できるようになります。
タイマーで時間を細かく区切る
緊張感を抱きにくいのなら、問題ごとにタイマーで時間を細かく区切るのもありです。
「時間内に終わらせないと!」と思うことで緊張感が生まれますし、しだいに問題が解ける速度も上がります。
なお、スマホのタイマーは誘惑になるので、キッチンタイマーなど別のツールを使いましょう。
眠いときは無理せず仮眠を取る
家で勉強をしていて、もし眠気を感じたときには仮眠を取りましょう。
眠気は身体が疲れているサイン。
眠いまま無理して勉強しても集中できませんし、勉強そのものが嫌になるかもしれません。
なお、仮眠を取るときはベッドで20分ほど。
下手に勉強机で寝ても、疲れは取れないためです。
1時間に1回はストレッチをする
椅子に長時間座っていると身体が凝り固まり、血行が悪くなり集中力が途切れやすくなります。
家に限らず、勉強するときは1時間ほどに1回は席を立ち、ストレッチで身体をほぐしてあげましょう。
目につくところに目標を貼る
志望校や目標点数を紙に書いて、つねに目につくところに貼るのもいいです。
人は視覚から多くの情報を得ているので、無意識のうちに目標が刷り込まれ、勉強に意識が切り替わりやすくなります。
まとめ
今回、「家での勉強」をテーマに、家で勉強に集中できない原因と、対策をまとめてきました。
家は、それも自室はリラックスできる空間ですし、テレビやスマホなど誘惑も多いので勉強に集中しづらいのは仕方ないことです。
だからと、受験生が貴重な時間を無駄に過ごすことはできません。
まずは生活リズムを整え、少しの時間からでいいので勉強する習慣付けから始めてみてください。
なお、「自分1人だと、きっとサボる……」と不安な方は、家庭教師を活用するのもあり。
先生の目があるのでサボれませんし、授業は自室なので自然と家で勉強する習慣が身について一石二鳥です。