効率的な勉強には計画表が必須!作り方のコツを紹介

勉強を始めようにも、「何から手をつければいいのか……」と悩む受験生は珍しくありません。

そこで、ぜひおすすめしたいのが勉強前に「計画表」を作ること。

計画表があれば何から手をつければいいのかが一目瞭然になり、無駄なく、そして無理なく勉強を進めることができるでしょう。

ここでは、受験生のために自分に合わせた勉強の計画表を作るコツや、注意点をご紹介します。

勉強前に計画表を作るメリット!

冒頭でお伝えした通り、効率的な勉強には計画表が重要です。

では、その理由をご説明します。

やるべきことを可視化できる

何事も目標があり、そこまでの道標(計画)がないと効率的に進むことはできません。

勉強も同じで、計画表を作ることで始めて何をどう積み重ねれば、志望校を狙えるのかが分かるわけです。

受験までに解決すべき課題を可視化する。

これこそ、計画表を作る最大のメリットと言えます。 

受験まで焦らずに勉強できる

受験日が近づくにつれて焦り、詰め込みで勉強する受験生は多くいます。

計画的に勉強できていない証拠です。

反対に、計画表を作り、その通りに勉強できていれば受験日まで焦る必要はありません。

人は精神状態がパフォーマンスに大きく影響するため、安心して受験に挑めるかは重要なことです。

勉強をする習慣付けができる

まだ自主学習の習慣が身についていない人ほど、計画表を作ることをおすすめします。

というのも、計画表を作り、その通りに勉強しているだけでも、自然と勉強をする習慣付けができるためです。

また、1日を計画通りに進められれば達成感にもなり、勉強のモチベーションが上がるでしょう。

勉強が続けられる計画表の作り方

計画表で大切なのは「分かりやすく」て「無理がない」こと。では、実際に作り方を解説します。

目標を設定する

前述の通り、何事も目標がないと、計画は立てられません。

そのため、勉強の計画表を立てるときは、まず目標を設定しましょう。

志望校や将来の夢など、勉強する理由を考えてみてください。

目標までの壁を考える

得意不得意分野は人それぞれ。

同じ目標でも、そこまでの計画はそれぞれ異なります。

そのため、目標が決まったら、自分の何が得意で、不得意で、何の課題を解決すればいいのかを考えましょう。

1日の勉強時間を把握する

1日は有限です。

とくに受験生ともなると自主学習のほかにも学校の授業に、部活にと大忙し。

その限られた時間のなかで、どれだけ勉強に時間を取れるのかを、ざっくりとでいいので書き出します。

逆算して勉強内容を決める

目標までに解決すべき課題と、1日の勉強時間を把握できたら、あとは残された時間から逆算して課題をひとつずつ解決できるよう計画するだけ。

これだけでかなり完成度の高い計画表になります。

なお、計画表は日・週・月の3つの単位で作るのがおすすめです。

その日にするべきことは細かめに、週と月は大まかに内容を記載することでより分かりやすく、無理のない計画ができるでしょう。

勉強の計画表を作るときの注意点

ここまでの内容で勉強の計画表は十分に作れるはずですが、追加で3つほど注意点があります。

勉強時間よりも質を重視する

「1日5時間勉強する!」と決めても、集中できたのが1時間では意味がありません。

課題を解決することこそ重要なので、「今日は数学のこの単元を終わらせる!」と具体的に内容を決めましょう。

仮に、課題が予定よりも早くに解決できたのなら、その日はもう終わりにしてもいいわけです。

帳尻合わせの日を用意する

どれほど綿密に計画を立てても、その通りには進まないもの。

そこで、計画が遅れたときに対応できるよう週に1日、または月に数日はあえて予定を入れずに、帳尻合わせの日を作るのがいいです。

なお、予定通りに進められて、帳尻合わせの日が余ったときは勉強するのも、休むのも自由です。

勉強しない日を決める

受験生はつい勉強に根を詰めてしまいがちですが、心身に無理をしてもパフォーマンスは下がるだけです。

効率的に勉強をしたいのなら、むしろ定期的に勉強しない日を決めることをおすすめします。

帳尻合わせの日(休みになるかも)があるので、勉強しない日は月3日ほどあれば十分でしょう。

まとめ

今回、「勉強の計画」をテーマに、効率的に勉強できる計画表の作り方をまとめてきました。

勉強の計画表で大切なのは、残された時間から逆算して、無理のない内容で作ること。

ハードルが高すぎる計画表ではまず挫折しますし、最悪の場合には勉強そのものが嫌になることもあり得ます。

とくに受験生は無理をしがちなので、「帳尻合わせの日」と「勉強しない日」はおすすめです。

勉強に悩みを抱えている方は、ぜひこの記事を参考にして一度、計画表を立ててみてください。

なお、「自分の課題(苦手分野)が分からない……」という方は、家庭教師に相談するのもありです。

自主学習のプロの目線で課題を把握して、最適な計画を立てる手助けをしてくれるでしょう。