オンライン家庭教師の将来性は?市場規模と働くメリット・デメリット
子どもと接するのは好き!勉強を教えるのも得意!
だけど、塾講師はスーツ着用が一般的で堅苦しいのが苦手だし、だからといって対面の家庭教師では毎回、親御さんと顔を合わせるので気を遣う……。
そういう方にこそぜひおすすめしたいのが、「オンライン家庭教師」という新たな選択肢です。
オンライン家庭教師とは、パソコンやタブレットなどの画面越しに、遠隔で子どもに勉強を教える家庭教師のことで、塾講師や対面の家庭教師によくある不安点はほぼないため、安心して参加できます。
今回はオンライン家庭教師の将来性、バイトや本業とするメリット・デメリットをご紹介します。
オンライン家庭教師の市場規模
まずはオンライン家庭教師の市場規模から、バイトや本業としたときの将来性をチェックします。
矢野経済研究所の調査によると、オンライン家庭教師を含めた国内のオンライン教育の市場規模は2016年で1,767億円なのが、2020年には2,460億円まで拡大しており、今後も成長の見込みです。
また、アメリカの調査会社・REPORTOCEANのレポートによると、日本を含めた世界のオンライン教育の市場規模もまた、2020年から2027年にかけて16.1%以上と順調な成長率が見込まれています。
これは、各家庭に安定したインターネット環境が整備され、パソコンやタブレット、スマホなどの通信端末が普及したことや、近年のコロナ禍で学校教育機関の長期閉鎖が影響したと考えられます。
とくに国内市場に目を向けると、業界最大手の学習塾、家庭教師センターもこぞってオンライン教育に参入しており、それにともないどこでもオンライン家庭教師で働ける人材を求めている状況です。
このように世界、そして国内市場の流れから、オンライン家庭教師の将来は明るい!と言えます。
オンライン家庭教師で働くメリット
オンライン家庭教師の将来性を確認した上で、バイトや本業としたときのメリットを見てみます。
通勤時間はゼロ!
まず、オンライン家庭教師は遠隔で子どもに勉強を教えるので、授業のたびに生徒宅を訪問する必要がありません。
通勤時間を考慮しなくてもよく、スケジュールを自由に決めやすいのが魅力です。
場所に制限なし
インターネット環境が整備され、パソコンやタブレットなどの通信端末があれば、どこでも授業できるのもオンライン家庭教師ならではです。
遠方の生徒にも教えられるので、地方でも気軽に働けます。
時給が高い
オンライン家庭教師、と聞くと時給も安くなるように思われますが、間違いです。
あくまで塾講師や、対面の家庭教師と同じように、時給はその方の大学(=学歴)や、指導経験をもとに決まります。
ちなみに、オンライン家庭教師は地方在住でも、時給の高い都市部から生徒をとることが可能です。
地方の国立大生がオンライン家庭教師バイトで、同級生の何倍も高い時給を得ていることもあります。
バイトの掛け持ちがしやすい
通勤時間はなく、場所に制限がないオンライン家庭教師は、バイトの掛け持ちがしやすいのもメリットです。
複数の家庭教師センターに登録してもいいですし、異なる業種にも気軽に挑戦できます。
親御さんに気を遣わなくていい
対面の家庭教師では、授業のたび親御さんとも対面するので気を遣います。
一方で、オンライン家庭教師なら生徒宅を訪問しなくていいので、親御さんと顔を合わせなくてよく、その点では気楽です。
感染リスクもない
昨今のコロナ禍を踏まえると、仕事といえども他人との接触はできるだけ避けたいものです。
その点、オンライン家庭教師は自宅から授業を行えるので、少なくとも授業中の感染リスクはありません。
オンライン家庭教師で働くデメリット
通勤時間や場所にとらわれないオンライン家庭教師ですが、一方でいくつかデメリットもあります。
環境を整える必要がある
オンライン家庭教師として働くにはインターネット環境と、パソコンやタブレットなどの通信端末が欠かせません。
ただし、すでに自宅にどちらもある!という方は、気にしなくても大丈夫です。
生徒の雰囲気が掴みづらい
対面であれば仕草から生徒の雰囲気を掴みやすいのですが、画面越しのオンライン家庭教師ではこうした”空気を読む”のは難しいことです。
そのため、より注意して生徒を観察する必要があります。
採用倍率が高くなりがち
前述の通り、オンライン家庭教師の市場規模は年々拡大傾向にあり、将来性も期待できます。
だからこそ、最近は応募者も増えていて、とくに条件のいい都市部ほど採用倍率は高くなりがちです。
ただ、それでもオンライン家庭教師の需要(募集)はまだあるので「それほど高学歴でもないし……」「実績もないし……」と諦める前に、オンライン家庭教師として登録してみることをおすすめします。
まとめ
「オンライン家庭教師」をテーマに、市場規模や働くメリット・デメリットなどをまとめました。
オンライン家庭教師は市場規模が拡大傾向にあり、将来性も期待できるでしょう。
また、オンラインでの授業なので通勤時間はなし!場所に制限もなし!と自由な働き方がしたい方におすすめです。
もし、少しでも気になっているのなら、ぜひ一度、オンライン家庭教師に挑戦してみてください。