オンライン家庭教師に向いている子は?メリット・デメリットもご紹介
インターネットを通して画面越しに遠隔授業を受けられる「オンライン家庭教師」は、全国から優秀な先生を選べる!従来の訪問型よりも保護者の負担が少ない!などの理由から注目を集めています。
ただ、どれほど魅力的なサービスでも、全ての人に向いているわけではありません。
オンライン家庭教師も同様で、驚くほど成績を伸ばせる子もいれば、中には向いておらず効果が出ない子もいます。
そこで、オンライン家庭教師に向いている子とは、どのような性格、環境の子なのかを解説します。
オンライン家庭教師のメリット・デメリット
まず、前提としてオンライン家庭教師を利用するメリット・デメリットについてご紹介しましょう。
メリット:全国から先生を選べる
- 全国から先生を選べる
- 交通費がかからない
- 部屋の準備をしなくていい
- 保護者が不在でも問題ない
- ウイルス感染のリスクがない
オンライン家庭教師の一番のメリットは、距離の制約がなくなることです。
訪問型の家庭教師では周辺地域にいる先生しか選べなかったのが、オンライン型であればインターネット環境とパソコンやスマホなどの通信端末さえあればいいわけなので、全国から優秀で、相性の良い先生を選べるのです。
デメリット:環境を整える必要がある
- 授業環境を整える必要がある
- 通信状況によっては通話が切れることがある
- 遠隔授業に慣れるのに時間がかかる
一方、オンライン家庭教師のデメリットとしては、授業環境を整える必要があることです。
新たに回線を引いたり、パソコンを購入したりするにはある程度まとまった費用がかかります。
ただ、最近はスマホ可のところや、端末を借りられるところもあるので、そういう先生を選ぶのもひとつの手です。
オンライン家庭教師に向いている子とは?
では、オンライン家庭教師のメリット・デメリットを踏まえたうえで、向いている子を解説します。
自習の習慣がまだない子
訪問型も同じですが、オンライン家庭教師は自習の習慣がない子が向いていると言えます。
学習時間の長さ、というのは受験に勝利するうえで大きな要素です。
学校から帰宅してから寝るまで、そして起きてから出かけるまでの時間を有効活用できれば1日5時間以上は自習できます。
ただ、自習を習慣づけるのは大変なので、最初だけでも家庭教師を活用するのは効果的です。
部活や習い事で忙しい子
部活やそのほかの習い事で忙しく、時間的に塾に通うのが難しい子にも家庭教師は向いています。
とくに、オンライン家庭教師であれば先生側も各家庭までの移動時間がかかりません。
つまり、先生側にも時間的な余裕が生まれるわけで、その分だけ子ども側のスケジュールに合わせやすいのです。
中には、深夜・早朝や、短時間でも授業してくれる先生もいて、忙しい子も利用しやすいでしょう。
対面では緊張してしまう子
塾や訪問型の家庭教師のように、対面では緊張してしまう子もオンライン家庭教師に向いています。
塾や家庭教師を利用する一番の目的は、分からない箇所を解消するためのはずです。
それなのに、緊張して手を挙げられない、先生に質問できないのでは、サービスを利用している意味がありません。
その点、オンライン型は1対1ですし、画面越しなので緊張することなく気軽に質問できるでしょう。
学校に行けていない子
長期にわたり学校に行けていない子(不登校)も、オンライン家庭教師に向いている子と言えます。
訪問型の家庭教師でもいいのですが、不登校の子によっては他人が側にいることがストレスになることも多く、子どもの気持ちを無視して家庭教師をつけてしまうと過度に拒絶されることもあります。
一方、オンライン家庭教師なら先生は画面越しなので、訪問型より子どもが受け入れやすいのです。
高レベルの勉強をしたい子
すでに目標が決まっていて、自習できている子にとってもオンライン家庭教師はおすすめでしょう。
塾のように決められたカリキュラムでは知っている内容まで含まれるでしょうし、訪問型の家庭教師のように先生の訪問を待たないといけないのでは、分からない箇所を質問するまでに時間がかかります。
その点、オンライン家庭教師は短時間かつ必要なときだけ利用できるものもあって効率的なのです。
自分の勉強に集中したい子
周りの子と比べられるのが苦手な子にとっても、1対1で授業してもらえる家庭教師は向いています。
受験となると周りの子との競争になるのは仕方のないことです。
ただ、勉強に関してはどこまでいっても自分との戦い。周りの存在でペースを乱されるくらいなら、あえて離れるのもひとつの選択です。
とくにオンライン家庭教師では先生さえ側にいないので、より自分のペースで勉強できるでしょう。
まとめ
今回は、「オンライン家庭教師が向いている子」をテーマに、子どもの性格、周辺の環境なども含めて、オンライン家庭教師を利用するのに向いているのはどのような子どもなのかをご紹介してきました。
- 自習の習慣がまだない子
- 部活や習い事で忙しい子
- 対面では緊張してしまう子
- 学校に行けていない子
- 高レベルの勉強をしたい子
- 自分の勉強に集中したい子
このように相反する性格、環境の子も含まれるわけですが、それだけオンライン家庭教師はいろいろな子に向いているサービスとも考えられるので、興味のある方はぜひ一度、検討してみてください。